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環境問題のウソ?? 本質を探る努力

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 前回の8日付けの「環境問題のウソ??」の続き。
 『ほんとうの環境問題』(池田清彦 養老孟司 新潮社)を読むことに。
 私に不足している「理系の頭」のおふたりのお話ですが、とても簡単に読めました。
 現代の環境問題の手落ちの部分に触れられているので、そうだよね、と思うことがあります。それに、アメリカ批判は軽妙。
 しか~し、「環境問題の本質」という意思が書かれているというのですが、「あれ?そう?」と私には「?」がモコモコと発生。

 何万年前といった恐竜時代の生物や地球物理の事と、私たちの生きる人間の寿命をひとつの単位に考えた50年、100年という話について、比較の仕様があるのでしょうか?何を基準に語っていくのが科学的でしょうか?

 人口増加が抑制されるのなら自ら命を絶つ者や、乳児が亡くなっても、それは統計的には増えてはいかないことにもなりますが、それはダメです。でも、アフリカで人口増加の懸念がされないのはエイズのためという悲しい事実。これがデータの読み取り。文系の頭でもそのぐらいのことはわかります。

 読後感想として、そういう細かな事をその地域に合わせて考えて行くと、ズームインしてみたり、ズームアウトしながら、環境問題を見ていかなければならない、と痛感します。私、日本という括りから、世界という見方までいろいろです。
 宇宙には回収できない使い終わったロケットなどを放置している、つまり、ゴミ?という現実もあります。(果たしてそれで良いものやら私には皆目検討がつきませんが。)

 国レベルでの政策決定は、高齢化に合わせた医療や福祉など、10年後では間に合わない「短期目標」を達成する必要があります。農業政策(米やら畜産など)は今日、明日にできない、最低1年、成長には時間がかかります。数年先を予測し、考えていかなければならないことまでさまざま。

 少子化問題をとっても、単に人口問題で見るか、あるいは、社会的な問題として「なぜ、子育てが難しい現状なのか」と考え、住宅や教育や健康、いろんな事に話は派生していきます。

 前出の本を読んでいると、私は“目の付け所”では同調しても、結論の導き方に異論反論を持ってしまうという読後感です。

 環境問題の“目の付け所”については、下記のサイトを理解した上で、「環境問題のウソ」関連の本を読むと、いろんなことにと気づく良いきっかけとなります。

●ココが知りたい温暖化 http://www-cger.nies.go.jp/qa/qa_index-j.html
 
 環境問題(だけではないけれど)については、他人の受け売りだけで語っていると、つっこまれてわからなくなったり、誤認したり。
 本質を探る「努力」を怠っていると、“ブログ”の類に煽られもします。時に、ひどく落としいれられて、深く傷つく人もいますのでご注意を。

 顔の見えない社会と自分のつながり、そして感情。そんなことについて、いつかは書いてみようかと思っているのですが、なかなか書く勇気がおきないのです。私って見た目より傷つきやすかったりして。(^^;
by artemis-journal | 2008-06-17 17:31 | 環境
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