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美術展

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 国立新美術館でのマン・レイの展覧会では400点の作品は初期から晩年まで網羅。フランス時代、アメリカ時代と彼の作品から伝わってくる、それぞれの色合いがはっきりとわかる面白い展示でした。
 パリでマルセル・デュシャンや音楽家エリック・サティと同時代を生きたマン・レイ。ダダイストとして意欲的に若き時代を過ごしたのでしょう。それに比して、ロサンジェルス時代の彼の作品には、何かしら“もどかしさ”を感じます。晩年はパリにもどって、愛妻ジュリエットとともに過ごす一生。
 今回の展覧会では、とっても細やかな作業を積み重ねていく彼の写真の技法や、丁寧な記録の取り方が展示されてあり、完成作品からだけではわからないことが見えました。
 ただ、ひとつの難点。HPの注意書きに会場内「低温注意」とあります。この展覧会会場はと~っても寒くて、長時間いたので冷え切って、帰ってからは具合が悪くなって寝込んでしまいました。お出かけの方は足元まで暖かくできるように!
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 ある夕方には、地元の三鷹市収蔵の作品展へ。『画家のかたち、情熱のかたち』では狭い会場に一気に4名の情熱。会場を出る頃には重いバーベルを手渡された感じでした。
 長寿の女性二人、田中田鶴子氏(現98歳)90歳頃の作品の斬新な力強さ、亨年98歳桜井浜江氏の底力溢れる油絵。加えて、高島野十郎氏の精密な作品。そして、ノルゥエ―のラインハルト・ザビエ氏の社会的意志が詰まった作品。
 
 美術展に行くと、その作家の生き方や、情熱が直接伝わり、時に心が痛み、時に一緒に楽しみたくなり、隣で話しかけてくれる作家がそこにいるような気持ちになります。作家の思いに添って自由に心を飛ばすのが楽しみです。
by artemis-journal | 2010-08-09 08:23 | アート
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