人気ブログランキング | 話題のタグを見る

認知症

☆★アルテミスのトップページはこちらへ。★☆
★☆ダイレクトショップはこちらへ。★☆


 私の性格なのでしょう。身の回りにいろいろな事が起きると、頑張ってしまう性質で、精神的にしんどくなると、何か“別の事”(生き甲斐)をやりたくなってしまいます。
 以前、すっごく大変な時期に、なぜか「放送大学にでも入学しようか……」と説明会に出かけたりしたものです。そういう「何か別の世界」があれば、私はやっていけるのではないか、と懸案から遠ざかりたい私。

 
 自分の弱点をさらされているような感じで気分はぐんと落ち込みがち。
 となると、ムリにでも出かけて行こう(気晴らしのため?)という気持ちが働きます。(元気な証拠?)
 ただ、気を張ってばかりで、気丈に振る舞うのはさすがに疲れます。睡眠不足ではあるし。

 父の認知症のケアのことで、スタッフや専門の先生との相談の場で、「家族は辛いものです。そんな時に誰かと話すことが大事なんですよね。」と優しい言葉をかけて頂き、涙が溢れてしまいました。
 本当のところ、私は父の事で憔悴していたわけではなく、「別の悩み」があったのですが、その琴線に触れて涙が……。
 頑張りが報われない時ってあります。その状態が続くと、だんだん弱虫になってきます。でも、弱音を吐くことはできず、いつものように頑張っていると……。
 そんな時の自分のいっぱいいっぱいの気持ちが、ピチッと切れてしまい、それが涙となって弛んでいることがわかります。

 帰りのドライブ中は、大好きなキアラ・シベロの歌を聴きながら、しっとり泣きながら……。
 独りでドライブするのが好きなのは、誰にも邪魔されない独りのスペースだから。

 ……なんて感傷的なことは置いといて、五島シズ先生のことを。
 40年の長い年月、認知症のケアをなさってこられた五島先生。今日は父のケアスタッフの方々と一緒に認知症の対応について、ご相談させていただきました。

 今日の学びをひとつ。
 大事なことは、相手を「フルネーム」で呼ぶことだそうです。
 「ヤマダタロウさん、私はあなたのお嫁さんのヤマダハナコですよ」って感じだそうです。できるだけ早い時期から「フルネーム」で呼ぶことが大事だそうです。(70歳を過ぎたご高齢の場合でも)
 対応に苦慮していたスタッフの方も五島先生のアドバイスで、ずいぶん発見があったようです。
 五島先生のサイトhttp://www.geocities.jp/shizunintisho/top.htmでは、「ご相談窓口」があります。どなたでも、困ったことをメールで相談できます。

 私も認知症の父のことでは、初期の頃からの10年来の体験で、いろんな対処の仕方を学んでくることができました。病気の進行状況で、対応も時々によって変化していきます。ひとつひとつの悩みに合わせて対応することが大事だと再確認しました。

 認知症のことでお困りの方は、信頼できる五島先生にご相談なさることをお薦めします。
by artemis-journal | 2009-12-16 23:58 | 健康
<< 旅の楽しみ カティンの森 >>