カテゴリ:アート( 18 )

越後妻有 大地の芸術祭の里

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 念願の越後妻有 大地の芸術祭の里に出かけてきました。
 2000年からスタートしていて、友だちも出かけてきて、楽しそうなお話は伺っていました。3年に1度「芸術祭」として行われている間の年にあたります。
 鬼太鼓座のワークショップと宇宙物理学者の池内了先生のお話会が行われた週末、いわき市や石巻市からの小学生たちが参加していました。
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 山の上の露天の温泉に出かけ、巻機山から続く八海山などの連山を眺め、のんびり。

 お宿は廃校になった小学校のドミトリーハウス。宿泊のベッドにもぐると、(元)教室は石巻の女子のひそひそ話や笑い声で、懐かしい小学生の頃を思い出しました。
 夜の食堂では、主催者の北川フラムさんはじめ、スタッフの方々があちこちで打ち合わせの様子。

 知人がスタッフをやっていたので、夜は仕事を終えた彼女と一緒におしゃべり。

 3月に大きな地震があったり、追い打ちをかけるように、台風影響の大洪水の十日町。東日本大震災の影に隠れてしまって話題にはなりませんが、あちこちに傷跡が目立ちました。まだまだ復旧には時間がかかりそうな様子でした。
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 「農舞台」は田んぼの中の作品。
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 そういう時こそ、アートの力だ!と信じられる「鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館」。

 ちょうど次のような作品を見る事ができました。ポリ袋70枚とセロテープだけで作ったものだそう。そして扇風機。
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 2日間で見ることができるのは限られた作品だけ。何しろ、東京23区に匹敵する広さのフィールドに点在しているとか。
 松代駅の横には大好きな草間弥生さんの作品。近くで見るより、列車からみたらずっとおもしろいだろうな、と思ってました。芸術の力ってそういう日常と非日常の関係が良いですよ。

 最後にジェームス・タレルの光の館へ。金沢の21世紀美術館の「タレルの部屋」より、ずっと興味深いのは、お風呂があったり、宿泊できるからでしょう。いつか、宿泊して、その面白さを存分に味わいたいな、と思って帰路につきました。
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by artemis-journal | 2011-08-22 19:56 | アート

『母たちの神』比嘉康雄写真展

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 喉がからからに乾いていたところに、おいしい湧水が…。そんな『母たちの神』比嘉康雄写真展でした。

 会期が延長されたとはいえ、出かけるチャンスはあと数日しかありません。「今日だ!」と思いったったが吉日、IZU PHOTO MUSEUMに出かけました。

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 比嘉康雄氏の写真展『母たちの神』
 その構成が見事でした。神迎え、神崇め、神遊び、神送り…。
 私にはうまく伝えられないので、清水清氏の感想をどうぞ。

 沖縄の祭祀や神女の写真について、私は何も語ることはできません。ただ こうやって神女に巡り合えた事に感動でした。

 杉本博司さん設計のIZU PHOTO MUSEUMは何度でも出入り自由。藤が見事でした。 


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 ドアが開くと、まず迎えられた宮古島のウタキの写真に、異世界へ誘われる感じ。
 まずは162枚の写真をひととおり拝見。カタログが完売で残念でしたが、多くの方々が手元に置いておきたい、と思われたのでしょう。

 夕方、再訪した時、館内には誰もいなくなったので、スタッフの男性に日本の神道との関係について尋ねていくと、どんどん彼は魅力的な説明を始めてくださいます。「この写真をよーく見て下さい」と着物の合わせの違いのことなど、その意味について語ってくださいました。そして、西銘ノロのこと、民族文化の話、琉球と日本の関係、比嘉氏の魅力について…。彼は比嘉氏がなぜ、これほどまでに凄い写真を取る事ができたのか?そのことについて思いを寄せて話して下さるのです。比嘉氏は病に動ぜず、最後まで立派に生き抜いてこられたその人間的な魅力について。
 
 せんだっても鎌倉国宝館で、館内の方へ展示品への質問をしたら、わざわざ学芸員の方を呼んでくださって、いろんな事がわかりました。
 
 私は神とつながる力に憧れています。私の日々を充足できるような生き方で、神とつながる安定感を得ることはできないものでしょうか?
 雲の動きが、急に風が吹いてきた、なんだか不思議な陽ざし…、そこから感じ取り、読み取る力。魔女力そのもの。
 芸術の魅力って、まさにそのあたりと重なって、私の胸はドキドキしてしまいます。
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by artemis-journal | 2011-05-17 11:36 | アート

草間弥生展at吉祥寺

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 草間弥生さんの作品、大好きです。

 我が家の近くに、草間さんの版画の数々を所蔵していらっしゃる方がいらして「譲ってもいいらしい」ということで、よっぽど買ってしまおう、と思った思い出があります。実は近所のコーヒー屋さんに、時々、その草間さんの版画が展示されることがあるんです。なので、版画を観たくなったら、コーヒー飲みに行こう! と思って、購入は断念しました。(だって半端なお小遣いでは買えないのですもの。それでも、市場価格よりず~っとお安くなってました。)

 私の過去を辿ると2004/5/7には(ブログではなかったので、過去ログからひっぱてきました。)こんな事を思っていて、今と変わらんじゃないか、と確認。
 
そんなときに、草間弥生さんの力ある言葉を聞きました。
 「今はこんな争いの時代でしょ。だから芸術家はどんどん展覧会やって、(平和への)力づけをしなくちゃ」
芸術家の責務、そんな話でした。
草間さんは決してラクをして生きてはいない方です。
作品の制作を続けることがすなわち彼女が生きていること。
制作以外でタレント業をしたりするタイプではなく、いつも全身全霊をかけて制作をされている方。
私は「全身全霊」、あるいは脇目もふらず、というのに憧れています。
子育てや社会生活には不向きなタイプではあるけれど。子育ても手抜かりなく、でも、制作に没頭する日々なんてあり得ないわけで‥‥。
私のイメージのジレンマ。
心の奥底で、草間弥生さんのエネルギーがうずきます。
彼女の展覧会が終わる前に、出かけてみよう。
私の押し込んでいる「芸術」への憧れに水やりに。


2008/4/13のブログ「草間さんとはなこさん」
ドキュメンタリー映画の『≒草間彌生~わたし大好き~』の頃ですね。

 今回の吉祥寺美術館での作品は小型の版画が中心。その空間に入る前に、大きな深呼吸をして、気持ちを切り替えて、しばし草間ワールドに浸ります。今回は1950年代のコラージュに惹かれました。あまり見た事がないものでした。若い頃の強いエネルギー。
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 美術館の入り口のショップでは、本やらいろいろ売っているので、当然欲しくもなるのですが、そこは断舎離精神で、家に物を持ち込まない! とさっと帰ってきました。
 入館料100円で味わえるのですから、もう一度行っても良いですし!
 (※吉祥寺は来週末から、アトレに続き伊勢丹後の専門店街コピスがオープンするので、吉祥寺は大混乱状態まちがいなし。展覧会場と直結なので、こちらも混むのかしらね。)

 贅沢を言えば、彼女のエネルギーはインスタレーションで存分に味わいたいものです。彼女の大きな作品のある直島(瀬戸内)に行きたいのですが、なかなかリッチな旅となるので、夫の趣味とは違うし、実現の見込みは立ちませんね。
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by artemis-journal | 2010-10-06 15:44 | アート

夏休み

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 暑さの和らいだある日、銀座松屋で開かれていた若いロンドン在住の作家、川村 今日子(かわむら いまひこ)さんの磁土展に出かけました。明るい色の作品は手にとっても軽い! 磁器なので、陶器と違って、とっても繊細な感じ。窯の温度を上げ下げして、釉薬を種のように育てる手法を用いているそうです。
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 形は卵のような丸みを持ったものがとてもかわいらしく、色合いがパステル系で、ちょっとキラキラしたりして…。
 
 その朝、銀座にくわしい友人を誘ったらOKの返事。お昼にどう?と案内して下さったのが野の花司の2階にある茶房 野の花。b0002916_11554453.jpg

 楚々とした「野山のごはんセット」は冬瓜のお料理や、珍しい東北の山菜の実を頂きました。そしてデザートは、これぞ銀座の味、空也の最中とお抹茶です! 野の花が飾られた丁寧なお料理に夏のひとときを楽しませて頂きました。
 今年はこれといった夏休みもなく過ごしていますので、小さなひとときが心に沁みます。
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 今日は夏休みイベント第二弾で、立川志の吉さんの落語を楽しみにしていたのですが、出かける間際に用事で、30分遅れ、そして1時間遅れ、とついにあきらめました。ずっと予定していたのに、こういう日もあるか……。
 占星術では2012年まで「カーディナルTスクエア」という時期にあたるようで(詳しくはわからないのですが)、ゴロンと変わるような転換期。それも私の星座は多大に影響を受けやすい、、、らしいです。
 うまく回らなくても、それは星めぐりのせいかもね。
 
 いわゆる「子育て」は一段落の私は、子どもが大人になり、「大人育て」に入っています。そこで思うこと多々。それは、母の私も一皮むけて、もっともっと、人間的な成長を要求されているようです。

 仕事では後継者を視野に入れて、新しいステージに向かい……。

 私がどういう脱皮ができるのか試されているような気もしています。
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by artemis-journal | 2010-08-25 23:21 | アート

美術展

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 国立新美術館でのマン・レイの展覧会では400点の作品は初期から晩年まで網羅。フランス時代、アメリカ時代と彼の作品から伝わってくる、それぞれの色合いがはっきりとわかる面白い展示でした。
 パリでマルセル・デュシャンや音楽家エリック・サティと同時代を生きたマン・レイ。ダダイストとして意欲的に若き時代を過ごしたのでしょう。それに比して、ロサンジェルス時代の彼の作品には、何かしら“もどかしさ”を感じます。晩年はパリにもどって、愛妻ジュリエットとともに過ごす一生。
 今回の展覧会では、とっても細やかな作業を積み重ねていく彼の写真の技法や、丁寧な記録の取り方が展示されてあり、完成作品からだけではわからないことが見えました。
 ただ、ひとつの難点。HPの注意書きに会場内「低温注意」とあります。この展覧会会場はと~っても寒くて、長時間いたので冷え切って、帰ってからは具合が悪くなって寝込んでしまいました。お出かけの方は足元まで暖かくできるように!
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 ある夕方には、地元の三鷹市収蔵の作品展へ。『画家のかたち、情熱のかたち』では狭い会場に一気に4名の情熱。会場を出る頃には重いバーベルを手渡された感じでした。
 長寿の女性二人、田中田鶴子氏(現98歳)90歳頃の作品の斬新な力強さ、亨年98歳桜井浜江氏の底力溢れる油絵。加えて、高島野十郎氏の精密な作品。そして、ノルゥエ―のラインハルト・ザビエ氏の社会的意志が詰まった作品。
 
 美術展に行くと、その作家の生き方や、情熱が直接伝わり、時に心が痛み、時に一緒に楽しみたくなり、隣で話しかけてくれる作家がそこにいるような気持ちになります。作家の思いに添って自由に心を飛ばすのが楽しみです。
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by artemis-journal | 2010-08-09 08:23 | アート

ダイアログ・イン・ザ・ダーク 感覚の研ぎ澄まし

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 数年前に一度だけ体験したダイアログ・イン・ザ・ダーク。一筋の光もない暗闇での数時間の体験は2007/9/24のジャーナル。
 今回、その暗闇で体験したのは「ZIKI禅」。1回だけのスペシャルバージョン。
 「あ、クラヤミ食堂?」と勘違いされる方も多いのですが(実は私もそのひとりでしたが!)、クラヤミ食堂で体験するのはアイマスクの目隠しでのお食事会のようで、“暗闇”と似て非なるもののようです。

 ダイアログ・イン・ザ・ダークでの「ZIKI禅」は、いのちのつながりを確かめるような、味わい尽くすような、たった3時間ながら、濃縮された感覚体験でした。

 頂いたのは石川県白山麓のお米とお水で炊いたお粥と沢庵とゴマ塩。そのお粥のおいしかったこと!! たぶん、真っ暗闇でそっと口にいれたお粥(米と水)の味は、“最後の晩餐”のメニューにリクエストできるなら、このお米と水で炊いたお粥にちがいありません。

 禅宗での食事の作法、応量器という器での食の作法を体験させて頂きました。ムダひとつなくできあがった作法は、厳しくて慣れるまでには頭とからだが一致せずややこしいのですが、身につけることができたらどれほど効率的だろうか!ということも納得。
 暗闇で柿沼忍昭和尚さんのお話を伺うと、どうしてもその声、お話に集中してしまうことになります。時折お清めのカーンという音が部屋に響き渡り、バラバラだったものがきれいに並んでいくような感じがします。
 それに、いのちのつながりを思いやりながら頂くお粥のありがたさ。私の普段の食事が、どれほど贅沢、粗雑なんだろう、と思いました。(私の普段の食事は、友だちから「うさぎさんのお食事」と呼ばれていて、菜っ葉中心で決してリッチではない粗食。)
 若い頃、ある山寺でこの作法での食事をさせて頂いたのですが、その時はおいしい、という感じより貧しい感じで我慢した印象でした。

 どうがんばっても見えない状態。木の椅子やテーブルであることはわかります。色や大きさを創造し、響き渡る音で部屋の大きさや形を思い浮かべる……。暗闇で目を閉じてテーブルをなでて、目をあけると、暗闇で決して見えないのだけれど、テーブルがわずかに発光して“見える”ような感覚になったのも不思議なものです。

 視覚情報を絶つことで際立つ他の感覚。

 ダイアログ・イン・ザ・ダークは一度だけの体験というより、定期的に「感覚のお手入れ」をすることで、感覚を研ぎ澄ますことができるんだな、とわかりました。頭で充分わかっていても、からだは「体感」しないと納得しないんですよね。
 理屈勝りの息子へのプレゼントにこのチケットをあげよう! なんてたくらんでいます。

 現在、常設は「七夕バージョン」だそうです。季節折々の日本の良さを都会のど真ん中で味わう贅沢もあります。

 実はダイアログ・イン・ザ・ダークというのは、社会的な意味合いでも重要なことを担っているのですが、私がそれを書くのは、理屈の上塗りかな、と思って省略しますね。
 機会を見つけて、ぜひぜひ!!
 
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by artemis-journal | 2010-07-04 11:17 | アート

ミュシャ展

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 家族はそれぞれお泊り。私のわくわくの週末! 「休みに家事を持ちこまない!」という大事な心構えで備えました。
 
 映画かなぁ…。まずは岩波ホールのチェック。「ポーランド……」という言葉で却下。今の私にポーランドの重い歴史はムリ。
 
 迷ったのは、仲代達矢、菅井きん、香川照之VS夏木マリ、菅野美穂。『春との旅』VS『パーマネント野バラ』。
 仲代達矢氏は伴侶をなくされてから、しばらくの間相当落ち込んでおられた様子だったし、今の彼を観てみたい、という思いで『春との旅』に決定。50名でぎゅうぎゅうのミニホールはシルバー世代でいっぱい。大滝秀治、淡島千影という大物俳優が並んだ「孫との物語」。やさしい気持ちになれる人間模様でした。

 翌、日曜日は早慶戦とサッカー日本VSイングランド戦のTV観戦の間に、アルフォンス・ミュシャ展へ出かけました。
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 ミュシャって、アール・ヌーヴォーのきれいな女性のポスターのイメージでしかなかったのだけれど、実はそれだけが彼の作品ではなかったんだ! と結構衝撃。
 入口近くには童話の挿絵、やさしいまなざしの「白い象の伝説」が展示されています。多くの作品の下絵が並んでいて、絵の心得のない私なんですが、興味深かったです。

 何よりも油絵の作品の神々しさにドキッ。丁寧に作品を見ていくと、私のいろんな思いが呼び覚まされます。
 祖国は現チェコ。同じ地の作曲家スメタナに触発され、生涯をかけて祖国の独立を願い描き続け……。チェコ独立への思いを描きながらも、独立直前に亡くなったんですね。
 彼は79歳直前にナチスに捕われ、釈放後に亡くなってしまう。彼が20年かけて渾身の思いを込めた大作「スラブ叙情詩」。チェコか……。
 
 繊細なデザインされた女性のポスターで有名なミュシャ。パリで評判になったデザイナーとしての絵は、生活の糧としての商業ベースだそうです。お菓子の箱なんて、かわいいし、素敵な夢を感じられるので欲しくなります。
 その作品からは祖国独立への強い思いなど全く感じられません。
 商業作品をあれだけ手掛けることができるというのは、人当たりもよく、それでいて意思の通った偉人だったんだろうな、と勝手に思いを寄せてみました。それは、今も祖父の作品を管理している、というご家族の思いが綴られた挨拶文からも読み取れるような気がして……。
 
 素敵な週末はありがたいことに地元で過ごせ、充実のんびりでした。
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by artemis-journal | 2010-06-02 12:34 | アート

世界を変えるデザイン展

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 『世界を変えるデザイン展』を観てきました。とってもよかったので、皆様にもご紹介したくなりました。
 いただいたご案内をそのまま転載いたしますね。
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「世界を変えるデザイン展 ~Imagine another life through the products~」
 5月15日~6月13日@東京ミッドタウン・デザインハブ/アクシスギャラリー
 http://exhibition.bop-design.com

 生きていくためのデザイン。生きる世界を変えたデザイン。

 5月15日~6月13日まで、東京ミッドタウン・デザインハブならびに
 アクシスギャラリーにて、「世界を変えるデザイン展」を開催いたします。

 先進国における多くのデザインは、世界総人口のほんの10%程度を
 対象にしているに過ぎません。これからのデザインの使命は、
 世界総人口の約70%を占めるといわれる、発展途上国における貧困層の
 人々の生活向上のためにも果たされるべきと、私たちは考えます。

 本展は、そうした貧困層のためのプロダクトデザイン、プロジェクトを
 集めて展示する、日本では初めての試みとなる展覧会です。
 同時に、現場で活躍している方の話を聞いたり、実際に手を動かしながら
 理解を深めることができるカンファレンス・ワークショップを開催し、
 本邦初となる方々も、世界から多数お招きしています。

 1日の平均収入が2ドル以下の人々に対して、デザインができることは何か。
 どんなデザインが求められているのか。

 会場の多くの事例から、そのヒントを見つけていただければ幸いです。
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 一緒に観ていた知人は「だれでも眼鏡」にいたく感動していました。眼鏡の横の調整を回すとレンズの度が変わるんです! ひとりにひとつの眼鏡がないので、みんなで共有して使えるように、というアイディア商品は10ドル(千円)ちょっととか。ド近眼+乱視+老眼の夫の圧縮レンズの眼鏡は○万円。がっくりしてました。

 不衛生な飲み水で命を落とす子どもたちの救いは水の浄化。セラミックのポットの濾過機。また、出産で落とす母の命を助ける「出産キット」。霧をキャッチして水に……。どれもこれも作りがわかるシンプルなものばかり。それが「世界を変えるデザイン」だったんです。

 会場の入り口には大きなパネルにたっくさんの情報がつまったマップが展示してあります。世界中の経済格差を一目瞭然に理解できるマップ。
 日本に住まう私たちは、そのマップで自分の位置づけを認識してから、展示室へいざなわれて……。
 
 学生も加わり若い人たちが企画したこの展覧会、心に残りました。2か所で時期がずれながら、違う展示で開催され、セミナーやワークショップも数多く開催されているようです。ぜひぜひ、とおすすめしたいです。
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by artemis-journal | 2010-05-26 19:20 | アート

文字へ思いを込め

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 浅草で過ごしたさわやかな5月の一日。
 友人の誘いでギャラリーエフでの「女書:アート×学術の連歌」へ。ニューシュ(女書)と言うようです。中国の山岳地帯のヤオ族の美しい色の刺繍の衣装などを見たことがあるのですが、b0002916_113186.jpgそのあたりに数百年間伝わった女の人の文字が、女書。400~500あるという象形文字ではない音の文字。
 その文字ができた時代背景、そして、その文字が既に消え去りつつあるその意味に、心をつかまれました。
 封建的で性差別の極みの中国では、女に生まれた不幸の中、女同志が深い心を寄せ合う関係だったようです。母から娘へ、嫁ぎ先へ送り届けた歌や思いを綴った「三朝書」。美しいデザインのような文字に込められた思い。
 女は虐げられ、教育など受けることなく、当然文字は教えらなかった中で、女同志だけで伝承されてきた文字、女書。
 女書に綴られた歌は恋文のよう……。夫以上に愛し合った相手がいたのでしょうか。
 その文字の秘めたるもの、それはとても不思議な感じです。

 女書の研究者の遠藤織枝さんの訳や解説と共に、女書に惹かれたアーティストのYUCAさんのインスタレーション。YUCAさんの作品の煌めきと、女書の煌めきが融合したギャラリーが、江戸末期の土蔵を改築したという趣のある会場。3日たった今でも、その感じが体に残っています。
 
 ギャラリーの入口はカフェなんです。とってもおいしいお料理でした。久しぶりに会う友とはおしゃべりの後、それぞれ次の会へと別れました。

  YUCAさん http://homepage.mac.com/xyucax/
  ギャラリーエフ http://www.gallery-ef.com/j.htm
  World of Nushu 女書世界 http://homepage3.nifty.com/nushu/

 そして、第二部、浅草に住む友人と話題のスカイツリーが見える交差点で待ち合わせ。

 またまた素敵な眺めのカフェでおいしいワイン。b0002916_11192758.jpg船が行き交う隅田川沿いのオープンカフェ。昼下がりから夕暮れ時までを過ごしたのですが、淡い恋のカップルにとっては最高の時間になるだろうな、なんて思ったり…。
 浅草の友人、実は先のギャラリーエフの常連さんでした。「昨夜も友人と出かけましたよ~。若いYUCAさんにもお会いしました。」「留守中の家のカギも預けようかと。」そんな仲良しだそうです。
 なので、私の興奮冷めやらぬ女書のことを語ったり……。
 素敵な人で、私は彼女に「女書」で思いを伝えたいかも…。な~んてね!
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by artemis-journal | 2010-05-10 11:36 | アート

A-things&A-materials

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 夕焼けにはちょっと早い時間から吉祥寺へ出かけたお正月明け。いつもの自転車道なのですが、時間の余裕もあり、ちょっと立ち寄ったのがA-things。とっても久しぶりの訪問。

 うわぁ、素敵な作品! ちょうど作家の西原功織さんもいらしたので、解説して頂いたり、豊かな時間を過ごすことができました。
 カラフルなものが大好きな私には魅力的な作品がいっぱい並んでいました。
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 入口のヴィンテージ・ファブリックのお店A-materialsを抜けると、そこがA-thingsのギャラリースペース。オーナーのマチ子さんの集めたものが、thingsになったりmaterialsになって、ひとつのお店になっています。

 「ヴィンテージ・ファブリックってどんな定義なんですか?」ってお尋ねしたら、「50年以上たったものがヴィンテージ。今は生産されていない昔のそのままの生地。男性もののウールなどもあるけれどほとんどがコットン。100年を過ぎるとアンティーク。」ということ。貴重なものばかりです。
 アメリカが一番元気だった1950年代のファブリック。現代のような“コピ―”(偽)ばっかりが出回るっていうのとは一味も二味も違います。その当時の生地を使って、身に纏うものや、身に付けるものを手作りしていく、っていうのは、どこにでもあるものではないですよね。

 A-thingsとA-materialsの個性に、私は自分の心の奥深くにしまいこんでいた大切な気持ちを思い出させてくれます。それは単に“昔のもの”ということでなく、個性として大切に大切に封をしてしまっておいた気持ちです。

 お店を出る頃にはすっかり日も傾いて、夕暮れ時。すっかり長居をしていたようです。

 私もヴィンテージ世代。個性豊かなアンティークに向かって自分磨きをできたらいいな、と願った時間でした。
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by artemis-journal | 2010-01-10 22:30 | アート