カテゴリ:本( 2 )

動的平衡にクオリアに

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 分子生物学者の福岡伸一氏の講演会へ。食の観点からの「動的平衡」のお話を伺いました。お話上手。本も読みやすいですし、とても良い感じの方でした。サインしてもらっちゃいました!
 今回は『生命と食』(岩波ブックレット)の内容が中心でした。科学を知らなくてもちゃんとわかるようなお話。ただ、この“わかりやすさ”というのは危うさがあるかも…。
 「動的平衡」という科学的なお話を、1回だけの講演で私が「わかりました!」というには、あまりにも科学を知らなさすぎの私ですが、興味をそそられます。

 そして、今、読んでいる本が面白いです。精神科医の斎藤環氏と茂木健一郎氏との往復書簡でやりとりをしている『脳と心』(双風舎)。斎藤氏が茂木氏に突っ込みを入れている部分が、私の感じる「危うさ」。科学は定義だったり、前提だったり、過去の学問の蓄積のもとに成り立っているんですよね。
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 動的平衡の「生命は流れ」という考え方、私は大好きです。不完全な部分(遺伝子欠損マウス)も補いあってちゃんと機能できる不思議さがあるから、私の不十分な部分だって、私の“どこか”が、あるいは私の家族が、または社会が補ってくれる、っていう支え合いのイメージ、それこそ生物! (なんてこと、福岡氏は言ってないでしょう。)クオリアという、つかみどころのない感じも面白いです。(でも、なんでも「脳」に集約するのは嫌いです。)

 それと同時に、科学的知識がないにもかかわらず、「なんか危うい」と感じる事があります。この第6感が相当強いので私は頼りにしています。

 なので、カンと科学は別物に扱わないと、と思っています。たとえば、非科学的である代表に、江本 勝氏の『水からの伝言』が良く取り上げられますが、こういうのは、科学に持ち込んではいけないと思うのです。
 私はホメオパシーを支持しているけれど、科学とは思っていないのでOK、でも医療としてはまずいだろうし。
 「病は気から」はウソではないし、科学で解明されていない未知のパワーがあることには確信を持っています。
 科学と非科学の間が面白いと思います。非科学的なことが科学的に解明されると良いわけですが。
 そんなことで、科学者でない私の特権として、この境界的なテーマをタブーとせずに来年への取り組みを考えているところです。でも、科学寄りでないと私の第6感が納得しないのですが。
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by artemis-journal | 2010-11-19 19:17 |

脳と心

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 今、楽しみに読みかけている本。脳科学者の茂木健一郎氏と精神科医の斉藤環氏の往復書簡の『脳と心』(双風舎)。

 読みにくいけれど、「脳は心を記述できるのか」というネット上のページもあります。

 10年ほど前になるでしょうか。養老孟司氏の著作、『バカの壁』を読んだ時、なんだかちょっと…、と批判的な気持ちになっていました。(その後、養老氏の講演会を主催した友人は、彼の“壁”にぶちあたったようですが、読後の印象から、さもありなん、という感じでした。)
 これが脳の流行りの最初だと思います。

 その後の10年、巷では脳流行り。よくTVなどマスメディアでお見かけした脳科学者の茂木健一郎氏。脳科学なんて私のような非理数系の者にはわかんない難しい分野なので考えてもムリ、と端から考えていなかったんですが、ただし、「すべてのカギを握る脳」として扱う偏った社会の風潮に、少々行き過ぎなんだろうな、とは感じていました。私は、この、カンに頼りがちで、ついつい感覚が先行してしまうのです。(何しろ、この直観、結構役立っているので、難しく考えるよりいいんです(^^; )

 ぶらりと立ち寄った本屋で『脳と心』を見つけて一目ぼれ。
 最後まで読み切ってもいないのに、面白い!と言い放っている私です。(いい加減ですので、悪しからず。)

 斉藤環氏の丁寧な示唆にほぼ共感し納得できます。茂木健一郎氏の話は、気持ちはわかるけれど、納得は行かない、そんな感じでしょうか。
 社会の風潮に違和感を感じながらいる私には、ピタッとくる斉藤氏の茂木氏への突っ込み。
 
 科学が万能ではないからといって、非科学的でいい、ということにはならないのですよね。

 天才肌の茂木氏と秀才型の斉藤氏の書簡として読むこともまた楽し。

 読書の秋です。次は池田晶子氏の『41歳からの哲学』を楽しもうかしら。私には、自分を信頼できる拠り所が欲しいのだろうな、そんなことが見え見えの本の選択ですねぇ。
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by artemis-journal | 2010-11-03 23:22 |