カテゴリ:音楽( 2 )

ファドと能

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 ファド。ポルトガルの哀愁に満ちた民謡。

 ボサノバ。ポルトガル語の歌。この何年かは、日本でもアントニオ・カルロス・ジョビンやジョアン・ジルベルトが静かなブームでした。日本人では小野リサさんかな。
 ちょっとけだるい感じもあり、こちらはブラジルの明るめの音楽。

 ブラジルとポルトガルは同じポルトガル語。海つながりです。 

 ポルトガルと言うと、南蛮貿易ぐらいの知識の私。
 ところが、ファドというと、ポルトガル語はわからないのだけれど、その歌には惹かれるものがあります。ヒットチャートにのるわけもない音楽ですので、簡単に耳にすることもなく…。
 その珍しいファドの歌い手、松田美緒さんにフューチャーしたコンサートへ出かけました。ホールの具合もあり(どこのホールも空調音には悩まされるわけですが)、彼女の声質もありで、小さなホールながらマイクを通さざるを得ないのに、ちょっと残念な向きもあり。(私が生の声を好きなだけですが。)
 ファドの魂である歌詞が、どちらかというと、幾多の哀しみ、つらさを乗り越え、ぐっと歌い上げる、人生経験たっぷりの年配の女性向きの歌詞。そこを、まだ若き乙女の香りを残す松田さんが、がんばって歌って下さって……。よかったです。体力が許すなら、なら打ち上げでお話してみたかった……。(私は夜更かしが苦手で、終演後はすぐに帰路へ。)
 曲目にはタンゴもあり、武満徹作品もあり。たっぷり楽しめました。
 共演者はでっかい野獣のようなコントラバスを見事に操る奏者、齋藤徹さんと、コンサートの企画者でもあり、探求心を失わない異色のジャズピアニストの黒田京子さん。
 三人の音楽への思いのコラボを楽しんだ一夜でした。
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 そして翌夜は薪能へ。
 吉祥寺の立派なお寺、月窓寺の境内での薪能です。日が落ちてから2時間半と長い時間だったのですが、その長さを感じさせないほど、見入ってしまうものでした。
 吉祥寺の町づくりの一環のこの企画。アニメフェスタやジャズフェスタなどとは違った、重みのある文化継承の場であることに、武蔵野市民としてはちょっと自慢したくなります!
 数年前に新作能の「水俣」を国立能楽堂で観たのですが、難解な印象。今回の演目は明解に感じたのは、なぜだろう? そのひとつに、木々に囲まれた野外で、薪の炎、そして何より舞台背には松の木があったり、という全体の場の力かな、と思いました。

 ファドにしても能にしても、言葉としてその意味を理解するのは、その言葉の包みこまれた魂を味わうことなのだ、ということを確認した次第です。
 言葉も音楽も、「音」として発せられ、はかなく消え失せてしまいますが、受け取った側の心にに残ることが確かにあり……。うーん、小難しいことを書いてしまいました。
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by artemis-journal | 2009-10-18 12:58 | 音楽

インターネットラジオ

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 私の仕事部屋には小さなスピーカーしかなくて、音環境は今ひとつ。それでも、ある時からインターネットラジオのBrandnew Jを中心に聞いていました。悪くはないけれど、今ひとつ……。
 で、最近お気に入りのラジオ局OTTAVA(TBSラジオ系列)を発見。クラシックの専門局です。
 FMでJwaveを聞いていると、流行らせるための(?)Jpopを、繰り返し聞かされて、耳ダコになってしまうことも。好みにかかわらず聞き続けることになったりします。(ならCDにすれば、と言われそうですが、それはまた別)
 このottavaを発見した私は、もう、PCの前で物足りなさを感じることはなくなりました。

 プレゼンターのトークも私の波長に合うので、「おっ、そんな展覧会やっているの?」と、味のある情報がキラリ! 全員男性のプレゼンター、というのが、昨今ではちょっと驚きですが、どの番組も味があり、落ち着いているので、仕事の邪魔にならず、とにもかくにもクラッシック音楽漬けでいられるのですから、幸せ満喫。
 おいしい水だしのセカンドフラッシュのダージリン紅茶(マスカット風味がすっごく良い!)とクラシック音楽があれば、とりあえずは文句はありません。
 良いスピーカーを新調したくなりました!
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by artemis-journal | 2009-08-02 09:38 | 音楽