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「月のやさしさ」のこと その1

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トーク&ワークショップ 10/26 女性エネルギー問題~女は尽きない資源を持っている~の受付が始まりました☆
 アルテミスでは普段は「エコ」には触れず、「布ナプ」の心地よさを提供するように努めています。使用者にとってエコは二の次。でも作る側の私たちは、ゴミを出さない、もったいない、が基本にあります。
 ★「月のやさしさ」には工夫が足りない? 
 「月のやさしさ」はとてもシンプルで、今の時点では、吸収体などは使っていません。で、どうして使わないの? カラフルでかわいい柄がないの? それにはそれなりの理由があります。今の使い捨てのナプキンが使いやすいように改良されてきました。すごく画期的でした。日本中、100%の人が使い捨てに頼ってしまうことは、実は「失うもの」もあったのです。“アンネ”以前は?
 こちらのコラムのひとつで触れていますのでご参照下さい。免疫学者の三砂ちづるさんの面白い本はお勧めです。
 「月のやさしさ」を使って気づいて頂きたいこと(眠っている能力開発?)があります。

 ★仕事のシステム
 前回触れた“環境問題”にアルテミスならではの影ながらの努力について。
 20年近く“環境”に携わってきた私としては、あらためて「エコ」などと言うつもりはないのですが、それ抜きにも考えにくい、というのが基本姿勢です。
 生産過程(といっても力もお金もない私が管理できる範囲ですが)では、ムダを出さないためにあれこれ、ちまちま工夫しています。これは縫製者との関係の中でやりとりを重ねながら生まれています。
 時間・経済効率の観点からだと、違った方法を採るべきかな、との迷いもありましたが、総合的に考えると今のシステムはやはり大事にしたい、と考えています。
 縫製スタッフの一人は、ミシンの電気は使いたくない(壊れ易いことも含めて)と足踏みに改造しています。これは、私も驚きました。 へぇーそんなことができるんだ! と。ミシンは消耗品ですがモーターの消耗以外はまずは修理が可能という発見も。通常は「買い替え」を勧められてしまい、メーカーに問い合わせてもどうにもならず大変困っていたのですが、ちゃんとそれなりのルートがあったのですよ。
 そして、心強いスタッフが「やりがいのある仕事」として取り組めるような工夫、これも大事。もちろん、みんな「ミシンがお友だち」と、ミシンに愛情を感じてくださっています。
 今の社会システムでは派遣や外注で仕事が分断されがちです。私も当然、考えてしまうことが。でも、顔が見えなくなるのです。誰が縫製し、検品し、発送したか、スタッフの顔がわかるので、消費者の方々のお電話にも、100%応えることができます。
 確かに経済効率は悪いのでしょうが、でも、働きたい方たちが満足して働いていただけることは、私の願いでもあります。
by artemis-journal | 2006-10-12 11:59 | 健康
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