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 家庭と仕事

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 この夏、7月7日に2年越しのややこしい手続きが終わり、私の生活は“日常”に戻りました。忙しいとか、大変、という使い古したヨレヨレの言葉にはサヨナラ~。七夕を期に、リスタート! というのは単なる私の気分ではありましたが。
 家庭の事は仕事と別の時間軸で動いていました。家庭×2+仕事(あるいは家庭+仕事×2)みたいな感じでした。本業の方の仕事はあまり大変にならないように調整してはいたものの、スタッフ不足もあり、四苦八苦。この2年、仕事が続けられたことに、我ながらよくやった、と「終了」した今となって、やっと涙がこぼれます。(仕事があったからこそ、乗り越えられた事もありますが。)
 春以降、新しいスタッフも3人増え、本当に良いスタッフに恵まれたのですが、またまた家庭の事情で辞めて行く人方が‥‥。
 今度はすぐに求人をしなければ仕事が滞るか、私がつぶれるかも‥‥。で辞めて行く方が気使ってくださり、代わりの方を“ヘッドハンティング”! 昨晩は面接に来てくださり、仕事の引継ぎを。なんてありがたいのでしょう。⇒しかしながら、不成立。(>_<)
 スタッフたちに恵まれ、励まされながらいます。「少ない力で最大限の効果を!」と励ましてくれるベテラン。物静かながら、いつも試作品などを自分の工夫でさっと作ってくれる人。いつも私の急な要求に心よく引き受けてくれる面々に、頭があがりません。
 父の成年後見人となり、総ての管理を担うことになり、父母の財産管理やら医療の方針、とその責任の重圧に時折びびってしまいますが、とにかくこなす、つまり決断するしかありません。その苦労のひとつずつから、小さなことでは、国民健康保険が、自治体によって納める金額が違う(計算方法が違う)ことや、自治体で違う介護保険の複雑さなど、本当にたくさんの「?」の解明までの道のりを体験しました。
 私は実際カラダをはっての介護をすることはなく、古風な見方によっては、批難の対象になりえます。でも、父、母それぞれにあった施設で暮らすことになり、笑顔も増え、今まで本人の不安材料の「老後」が決まり、安心をしている姿を見ていると、選択に間違いはなかった、と安堵しています。
 来年から2年ぐらいかけて、仕事の内容に変化をつけて行くつもりでいます。私が尊敬する生き方をなさったピアノ調律師の故原田力男さん。彼の5年単位の計画性や、音楽についてのガリ版刷りの通信、それを自分で配って回られる実直さ。私は学生時代に彼から知らず知らずに生き方を学んだようです。彼のアドバイスは今でもはっきり覚えています。今あらためて、自分の中で芽吹き始めているのでしょうか。
by artemis-journal | 2006-09-13 17:43
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