対話 その3 ユダヤの科学者のジレンマ

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 昨日は一日中、「対話」について考えていました。底なしの深さを感じるのですが、もし、その底にたどりついたら、そこは今までに見たこともないような美しい場所なのではないか!そんなイメージが浮かびあがってきます。
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 デヴィット・ボーム(1917~1992)が「ダイアログ(日本語では対話的手法)」を編みだした経緯とは?
 ウィキでチェックして、 核開発でマンハッタン計画に関わった人なんだと知ってそうか!って驚きもしたけれど、納得。

 先日、田口ランディさんのダイアログ研究会で、レオ・シラード (1898~1964)の人となりを伺いました。(ダイアログ研究会の感想は、12/3対話 その1対話 その2
 核の開発に携わる科学者は、ユダヤ人迫害のナチス・ドイツの流れでアメリカに結集します。原爆のためのマンハッタン計画です。この計画の中心人物が、ロバート・オッペンハイマー (1904~1967)。
 ここにアインシュタイン(1879~1955)が重なり…「アインシュタイン=シラードの手紙」。 

 私が感じた驚きは、彼らが核(爆弾)使用の後、後世、罪の意識から、核兵器に対し反対を唱えていることです。原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーですら! 科学者が願っていたのは何だったのでしょう?年齢を重ねた科学者たちが 原爆後にいったい何を考えたのだでしょうか?
 ユダヤ系ということで、ナチス・ドイツから離れ、アメリカに集結し、核爆弾が開発・実験・使用され、そこから反核兵器への声を上げています。
 
 デヴィット・ボームは「システム思考」も編みだしています。

 「ダイアログ」と「システム思考」は、共に原爆の副産物と言えるかも。

 「ダイアログ/対話」は知識の応酬ではないと思っています。大事なのは、自分の心にどこまで深く入ることができるか。対立でも勝ち負けでもない、対話ということ。

 最後におまけ。
 シラードの「十戒」。原爆前の1940年発表だそうです。(ウィキより引用)
1. 物事の関わりと人の行動原理を理解しよう。そうすれば、自分が何をなそうとしているかも理解できる。
2. 自らの行いは価値ある目標へと向けよう。ただしそれに到達できるかどうかを問うてはならない。そうした行いは規範や実例となるものであって、目標と取り違えてはならない。
3. それがどのような影響をもたらすかを鑑みることなく、すべての人に自分自身へと語るように語りかけよう。そうすれば、人々を自らの世界から締め出し、孤独の内に人生の意味や、完全な創造性への信念を見失ったりしないだろう。
4. 自らが創造できないものを破壊してはならない。
5. 空腹でない限り、料理に手をつけてはならない。
6. 自らが持てあますものを欲しがってはならない。
7. 必要もなしに嘘をついてはならない。
8. 子供を尊ぼう。敬意をもって彼らの言葉に耳を傾け、限りない愛情をもって語りかけよう。
9. 6年の間は仕事に打ち込もう。ただし7年目には、おのれ一人となるか、見知らぬ人々の下へと歩みだそう。そうすれば、友人たちの思い出が自らが歩んできたことを妨げることはない。
10. 人生を気楽にすごし、声がかかったときにはいつでも旅立てるようにしよう。

 今回はウィキペディアに多謝。
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by artemis-journal | 2010-12-07 14:53 | 社会
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