バックキャスティング

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 記録破りの2010年夏。体温より高い外気、人間で38度と言えば、病気の状態。弱い方々が命を落とすきっかけに充分です。まさに“茹でガエル”理論を人間に当てはめたくなります。

 「クーラーの世話にはならん」という我が世代の美意識。でも、危険な、体温以上の気温。

 まぁるい地球は、あちこちで寒波、干ばつ(→山火事)、熱波、洪水。こんなに極端だと、海水温と気候の関係の○○ニーニョ現象がよ~くわかります。

東京育ちのバナナか~。南国の果物が育とうと、南国リゾート気分とは対極の、通勤電車と渋滞の都市生活に変わりはありません。
 
 温暖化懐疑論で有名な武田邦彦氏や、脳科学で有名な養老孟司氏、そして池田清彦氏の環境問題の本は、どれも“わかりやすい”ので、「ふーん、そんなもんか」と思ってしまいます。学者さんではなくて、おじいちゃま方の意見として伺うのなら良いのですが、専門の科学者たちがあの本に対してどう思われるかは疑問です。
 また、気候変動については、何十年も前から“預言”されてはいたのですが、どうにも「打つ手がなかった」というところでしょうか。経済的にも世論としても支持を得らなかったということだけは確かです。今でも。

 世界で経済衰退している今、環境に力を入れると経済が…、というのが経済界の言い分のようですが、この調子で環境問題は好転するでしょうか。そもそも、予想超えの豪雨対策だけで、豪雨の原因をほおっておいてはまずいでしょう。一昔前なら「誰かがなんとか…、そのうち科学技術が発展して…」とか期待もできたのですが、今やそんなことはあり得ないのでは? 何か手立てを講じないとマズイな…と。
 
 私が時々勉強会に参加させて頂く環境ジャーナリストの枝廣淳子さんがおっしゃるバックキャスティング。
フォーキャスティング:「この問題解決にはこの対策を」といった、今いる所からスタートするやり方。
バックキャステイング:まずあるべき理想像を描く。それに対して対策を立てていく。

 バックキャスティングのゴールの理想像はさまざま。それに普段の生活では、フォーキャスティング対応の方が多いのですが(自分の意志では決められないお天気!)、情報処理中心の社会でのフォーキャスティングは苦痛です。
 私は「そもそも論者」なので、大きな流れはバックキャスティングで考えたがる傾向にあるのですが、現代生活では通用しにくいようです。

 私の日常例を二つ。
 ・たまにアトピー性皮膚炎などに悩まされる時、「健康である私」の理想像を描き、そのための根本治癒を考えるようになり(バックキャスティング)、その時だけの対処療法になりがちなステロイドなどはあまり使いません(フォーキャスティングしない)。対策として、朝食抜き、基本はサラダ食でやっていく。
 ・仕事では「そもそも、何のための布ナプキンを作り(販売)始めた?」と私の初心(理想像)に帰ると、「女の人が社会の中で、女性性の良さが活かされ(社会に重宝されるのではなく、また男以上に男っぽくなるのでもなく)のびのびと女でいられるように!」というゴールのために、商売を始めたわけです。使うことで気づいてもらうためのアイテムなので、タロットカードであろうと、本であろうとなんでもOK。それに販売以外の手段でも良いわけです。

 バックキャスティングをすると、理想と現実のギャップに愕然とすることもありますが、でも、フォーキャスティングでは解決しないことも体験してきました。それは、頭レベルだけでなく、こころやからだで…。そこのところをちょっと突っ込んだ方が良さそう、というのが最近の私直観です。
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by artemis-journal | 2010-08-21 11:47 | 社会
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