明るい兆し

アルテミスのトップページはこちらへ。
ショップで「月のやさしさ®」を販売中。☆

 やっと終わった彗星逆行。周りは調子悪かったです。私もですが。(^^;
 
 一例です。介護施設(元気な方中心の自立型)に住んでいる母からの電話。仲良しの元気な方が、突然に急性脳血栓にかかり、手足や言葉が……、という事態にびっくり! とのこと。施設ですから、幸いに救急の手当もあり、なんと数10分後にはすっかり回復して、大事には至らなかったそうです。

 友人のブログを拝見していても、なんだか不調だったそうで……。
 私もいろいろな事がうまく回らず、なんだかしゅんとしてしまうことも重なりました。
 すべては「彗星逆行」のせいにしていました。

 そんな中でも「明るい兆し」が見えました。
 日曜日、『ファシリテーション 実践から学ぶスキルとこころ』(岩波書店)の出版記念シンポジウムとパーティがありました。
 この本の著者は5人+1人。
 私も勉強させていただいたBe-Nature School の講師5名の共著です。この5名が本を書きあげるため、ただの原稿の寄せ集めでない、「1冊の本」に仕上げるために、ファシリテーター1人が加わり、6人によってできあがった本の出版記念の会でした。

 最近よく耳にするファシリテーター。会議では議長っぽいし、進行役にもなり、MCみたいでもあり……。
 はっきりしている事は、ファシリテーターの役割は予定調和しない、結果予測不能な会議に臨むということでしょうか。
 あるいは、「答え(結果)はあらゆる可能性に開いている」ということでしょうか。
 
 集まった人の意見はばらばら、時に対立していても、それぞれ自分の持っている知恵や知識を出し合い、みんなで対話を重ねていくことで、だんだん理解が深まり、その時にふさわしい落ち着き所に落ち着くように導く。あるいは、こんなこともできるかも? と新しいアイディアを創り出していく。
 そんな「場づくり」あるいは「仕掛け」がファシリテーター(促進役)の役目なのでしょう。

 今回の「5人の著者による1冊の本を作る」という事を、張本人5人だけで話していても、それぞれ自分の思い中心にしか考えることはできにくいものです。しかし、1人ファシリテーターが入ると、ニュートラルな目線で皆の思いが整理されたり、「書き留める」ことではっきり「見える」形になったり……。また、皆の様子(調子)をキャッチしながら、「目的」に向かって皆を引っ張っていき……、そしてできあがったのが上記の本。

 5人、各々の現場のファシリテートの様子を、「スキルとこころ」に沿わせて書かれた本です。
 「テーマ」を決めて、「字数制限」で書き上げただけのものと違うキラリと光るものがあります。
 それはすご~く遠くのわずかな「明るい兆し」に向かって立ち上がろうとしている、頼りないものに見えるかもしれません。
 あるいは、スマートな方たちなら「テーマ」と「字数」ですっきり、ムダなく仕上げる事ができたかもしれません。
 でも、5名+1名が費やした時間の「体験」は、たぶん、彼らの一生の宝になったのだろうな、と感じられるものがありました。
 それは、「信頼関係」という言葉に置き換えてもいいのかもしれません。苦労を分かち合いながら、お互いの長所と短所をよ~くわかり、それを補い合う、という関係。
 一度このような経験をすることで、次の機会にそれがどう生きるか、楽しみだと思いませんか?
 ファシリテーションのスキルもさることながら、彼らの周りの人たちが、シンポジウムやパーティの裏方として、連携プレーで、自分を活かしている姿を拝見して、「おおー、いい仲間がいるなぁ」と感心しました。
 
 そういう心ある仕事のあり方がこの社会で広がっていく、という「明るい兆し」を感じる私でした。
[PR]
by artemis-journal | 2009-06-02 00:42 | 社会
<< 迷いの年頃 なんかヘン >>