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 身+美=躾(しつけ)。

 しつけがきちっとしている、というと、かた苦しいイメージがあるかしら。
 昭和初期生まれの親に育てられた人ならば、「女の子だから」「男の子でしょ」という言い方に、反感を抱いた記憶もあることと思います。
 戦後はアメリカ的な自由さが、カッコよさとなってきました。
 
 マクドナルドが銀座に初出店したのは昭和40年代でしょうか。歩きながら食べる、という、お行儀悪いことこそカッコよかったわけです。
 
 正座すると膝が曲がって、足が伸びなくて胴長になる、なんて言われたことも。
 それに、おかずに栄養があるけれど、ご飯には栄養がなくて太る、そんな事も言われてました。
 アメリカに憧れ、和は古臭い、という時代でした。

 そんな記憶がある私。“少々”うるさく躾られたことは、今となってよかったように思っています。
 つまり、私は自分の娘には躾なかった後悔があるわけです。
 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
 これは古典的な表現でしょうが、その立ち振る舞いが美しさを表す和の花。
 きれいな表現です。

 15年ほど前になるでしょうか。座禅やら瞑想のトレーニングをしていた時期があります。
 その時、体の中心をいつも意識していて、座り方、あるいは立ち方で姿勢を整えると、気持ちも整うのだ、ということを会得しました。

 型から入り心を会得するのは日本の伝統的なものかと思います。
 学ぶ(まなぶ)は「まね」することからの派生系とも言います。
 現代は「要領よく」、理屈から入っていく学び方が多いですし、効率から行くとそれがいいのかもしれません。
 理屈が理解しづらいタイプの人は型から入っていけば、必ずや近づけます。できなくとも近づきます。

 その中で、一番は足を揃えていること。
 これは、私も数年前、鍛え直しました。
 正座からの「一足立ち」ってご存知ですか?正座をして、そのまますっと立ち上がる方法。ぐらぐらしたり、余計なステップは踏まずに、つま先を立ててすっと立つ方法。
 この一足立ちのバリエーションで、体育座りから足首と膝を揃えたまま、スッと立つ立ち方などなど。
 動きとして、とてもきれいです。
 こういう動きは筋力が必要。背中をしゃんとする、電車で寄りかからずに座って膝をそろえておく、とか、慣れないとしんどいです。
 女性が動きやすいように服装がパンツスタイルになると、足を揃えなくともOK。ジーンズなど、金髪のモデルのおねえさんのように足をバーっとひろげてかっこよく、というほうがサマになっているわけですし‥‥。
 両方のスタイルを演じら分けられればいいけれど、和のスタイルは現代生活ではむずかしいものです。

 私は娘に対し、その辺、あまりうるさく言わずにきました。きっとそのうちに‥‥、だったのでしょう。
 ところが、娘は就職で家を出てしまうことになり、私は「あー、伝え忘れた~」と思うことばかり。
 マナーや礼儀など、うーん、社会人として知らないことばかりだろうし‥‥。
 
 振る舞いが美しい、すると心も整って見える、少なくとも、整えようという気構えは伝わるでしょう。
 私も今一度、心をこめた身の美しさを、と思っています。
 今週末は親族の葬儀があります。ご参列頂く方へ心をこめて接し、そして故人のご冥福をお祈りして‥‥。そんなことを考えています。
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by artemis-journal | 2009-04-17 18:33 | 生活
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