転向

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 人は変われる、性格は変わらない、さて、どうなんでしょう?
 先日、娘の友だちが20名以上集まりました。日本人以外に、ドイツ、アメリカ、カナダ、バーレーン、ベトナム、それにベネズエラの人たちがいました。私はほとんど初めて会う人ばかりなので、彼らがどんな人たちなのか知りませんでした。
 jけれど、挨拶しただけで、実にその人たちの雰囲気がじんわりと伝わってきます。何故なんでしょう?
 声の感じだったり、話し方だったり、言語が違うので、言葉に100%頼るわけにはいかないし、第一印象というのかしら、表情などで推し量るわけです。
 で、大体その人が、遠慮しないしっかりタイプだなぁとか、シャイだなぁとか、つっけんどんだなぁ、優しいなぁと感じるわけです。
 日本人に対しても同様の印象でした。つまり、言葉が上手に通じなくても、実際にお会いして、挨拶のひとつでもすると、おおよそ、その人のタイプはわかるような気がします。
 もちろん、「意外に‥‥」という細かいことまではわかりませんが。

 ところで、娘曰く、“生”で見た田原聡一郎氏は、好きになれない、とのこと。シンポジウムの場面で、他者の意見を傾聴しようとしないそうです。うーん、TVでも仕切り役でしか見たことないですからね。

 自分の目で見る、ひとこと、ふたことだけでも言葉を交わせたら、それは実に多様な“情報”を得て、確かな実感を伴います。
 でも、新聞とかテレビなどでは確信が持てない“情報”の数々。
 タレントさんは、役者なので、TVで見ただけで、人格までは図りかねますが、TV出演の多い政治家や、大学の先生などは、本当はどうな人なんだろう? と演技しているわけではないので、興味を持っています。 
 その中の一人に最近の話題の人、経済学者の中谷巌氏がいます。
『資本主義はなぜ自壊したのか~「日本」再生への提言』(集英社インターナショナル)という著作で話題を呼んでいるのですが‥‥。
 私は経済学には疎いので、いい加減な物言いで申し訳ないのですが、私のようなものですら、関心を持ったのがこの論。
 以前はイケイケドンドン経済のグローバル経済推進だった人が、突如2008年、懺悔本としての上記の本を出版したそうです。
 私は内容に箴言することはできないのですが、有名大学教授職や学長まで勤めた著名な学者であり、政府の諮問委員として、今日の日本経済を牽引してきた人です。
 自分の研究を間違ってました! とそれまでの持論を転向してしまうことに戸惑っています。
 間違いに気づいた時点で、自分は間違っていました、と方向を変えた彼は偉い! と私は思っているのかもしれません。
 実態としては学長までやって、教え子もたっくさんいて、何より、この日本経済をボロボロにしてきたお一人なわけで‥‥。
 この本の章立てを読んで、ぱらぱらと拾い読みをしただけですが、私は共感するわけです。
 私が共感するような経済学は経済学ではないような‥‥。
 複雑な気持ちです。

 原発推進派の学者が「いえ、あれにはムリがありました。やはり止めた方が賢明です」と言うならば、私は拍手喝采。理屈抜きで喜びます。
 しかし、経済学がそれでいいの? 

 ま、そんなもんか‥‥。実は経済って結構、適当で、占いのようなものなのかも?!? 当たったり当たらなかったり?

 中谷氏は性格が変わったのでしょうか? 察するに、性格は変わってはいないでしょうね。
 気が変わりやすいタイプなのかしら? それともどこでもなじみやすいタイプ?
 私は彼の講演を聴いたこともなく、テレビのインタビューぐらいしか知らないわけですから、お人柄まではわかりません。

 ただ、相当な責務を負った人が、「間違ってました!転向します」という無責任な感じだと、また何かの折りに、「転向します!」とか言っちゃったら、どうなるんでしょう?
 ‥‥なんて無用な心配をしているところです。
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by artemis-journal | 2009-03-16 23:27 | 社会
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